子供の矯正治療の開始時期は、親御さんを悩ませることと思います。少しでも参考になればと思い、時期についてまとめてみました。
- 子供のころ(幼稚園、小学校)の治療である程度治る場合。
- 子供の矯正と中学生以降の矯正歯科治療が必要な場合。
- 中学生ころから、矯正歯科治療したほうがよい場合。
- 骨格性の反対咬合(受け口)で、顎の成長が終了してからのほうがよい場合。
1.すぐに矯正を始めることが多い場合
幼稚園の時期から治療を開始することもあります。
- 骨格性の不調和を認める場合 反対咬合(重度は除く) 出っ歯 顎のずれ(重度は除く)
- 顎が狭くて歯がでこぼこしている。(歯が明らかに大きい場合や子供の奥歯がぐらぐらしている時期は除く。)
- 咬み合わせが深い(下の前歯が上の前歯に隠れてみえない咬み合わせ)
- 明らかな舌やお口の周りの癖が歯並びに影響している場合
- 明らかに咬み合わせに問題がある (特定の歯だけ強くあたり、本来の場所で咬めず咬み合わせがよくない状態。)
2.中学生ころから、矯正歯科治療を開始することが多い場合
- 骨格は正常で、歯の大きさが大きい場合。(顕著なでこぼこ。)
- 骨格は正常で、前歯が出ている。(顕著な出っ歯。)
3.定期観察が必要で、適正な時期から矯正治療を開始する場合
- 永久歯の数が足りない場合。
- いっぱい虫歯がある場合。
- 骨格性要因が大きい反対咬合(受け口)
4.矯正治療をしないでも、治る可能性がある場合。
- 上の大人の一番真ん中の前歯のすきっ歯。上の二番目に出てくる前歯に押されて隙間が閉じてくることあります。
歯並びや咬み合わせに気になるところがある場合は、矯正治療のできる時期が限られている症状もありますので
一度矯正歯科医に診ていただくことをおすすめします。
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