上顎前突ともいいます。
上の前歯が前方に出ていて、前歯でそばなどが噛み切れない状態。笑った時に上の前歯が目立って見える歯並びです。
口を閉じても前歯が見えてしまうこともあります。
上の前歯がでております。
6歳〜10歳ごろまでは顎外固定装置や機能的矯正装置を使用します。
12歳を過ぎるとマルチブラケット装置を使用します。 大人の歯(永久歯)の抜歯して矯正治療をすることがあります。
写真左:咬み合わせが深く、下の前歯がほとんど見えません。上と下の前歯にでこぼこがあります。
写真中、右:上の前歯と下の前歯の距離がかなりあります。
この症例は上の顎の大きさは正常で下の顎が小さく、相対的に出っ歯にみえます。
第1期治療の最大の目標は、下の顎の成長をうまく引き出すことです。上の前歯4箇所と奥歯2箇所に固定式の装置を使用し、上の前歯をまっすぐに並べました。その後、下の顎の前方成長を促進する取り外し式の装置を使用しました。
写真左:上の前歯のでこぼこがなくなりました。
写真中、右:上の前歯と下の前歯の距離が治療前の約1/3になりました。
第2期治療で、でこぼこが残っているところをまっすぐな歯並びにし、また咬み合わせを整えていきます。
治療の流れに関して詳しく知りたい方は流れをご覧下さい。